床下から部屋を暖める暖房器具

今は賃貸住宅でも、床暖房を備えた物件をよく見かけるようになりました。こうした設備があると、冬場でも底冷えせず、快適に過ごせるでしょう。床暖房には、配管の中に加熱した水を流す「温水循環式」と、発熱体や蓄熱体に電気を通して温める「電気ヒーター式」の2種類があります。これらの器具を床下に設置し、熱を加えることで、足元から部屋全体を暖かくする仕組みです。床暖房は輻射熱や伝道熱を使って室温を上昇させるという点で、対流熱を利用するファンヒーターと異なります。

安全性が高いが、電気代が高いのがネック

床暖房のメリットは、居室空間に機器やコードを配置しなくて済むことです。季節の変わり目に出し入れする煩わしさもなく、室内のスペースを広く活用できます。燃焼音や運転音も気にならず、綺麗な空気の中で過ごせるでしょう。エアコンのように室内の空気の乾燥や、ハウスダストを気にしなくて良いのも嬉しい点です。しかもストーブと比べて火災や火傷のリスクが小さく、安全性が高いので、小さなお子さんやペットのいる家庭でも安心して利用できます。床暖房のデメリットは、光熱費が高くつくことでしょう。部屋の広さや器具のメーカーにもよりますが、電気式床暖房であれば、エアコンの2倍から3倍の電気代がかかるのが普通です。コストを抑えたいなら、光熱費の少ないガスを使った温水式の方がおすすめです。床暖房付きの賃貸物件を探す時は、床暖房の種類も確認してください。気密性と断熱性に優れた物件なら、室内を効率よく暖められるので、省エネ対策にも有効です。

江別の賃貸は、1Kで探す場合、5年以内の築浅物件では相場が3.5万円ですが、築20年以上になると2.8万円程度まで下がります。

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