賃貸に必要な初期費用
敷金と礼金はどちらも、賃貸を借りる際に必要な初期費用です。それぞれ家賃の1ヶ月から2ヶ月分に設定されていることが多いです。そして、礼金は原則として返ってきませんが、敷金は条件次第で返ってくるという違いがあります。
担保金の役割がある敷金
敷金は、賃貸として借りる部屋を使う際に、担保として預けるお金です。賃貸を利用している間に、部屋の床や壁を汚してしまったり、備え付けの設備を壊してしまったりした場合、元に戻すための原状復帰費用が、敷金から支払われます。また、家賃滞納をした時に、敷金から補填されることもあります。そのため、部屋を汚したり、家賃を滞納したりしなければ、敷金が帰ってくる可能性が高いです。また、原状復帰分や滞納した家賃分が差し引かれて、返ってくる場合もあります。
大家さんへのお礼として支払う礼金
礼金は、賃貸を貸してくれる大家さんへのお礼として支払われるお金です。特に法律などで支払うことが決められているわけではなく、賃貸に関する慣習として根付いています。お礼として渡すお金なので、敷金とは違い、返ってくることはありません。
敷金と礼金は必須ではない
大抵の賃貸では、初期費用として敷金と礼金を支払いますが、どちらも必須ではありません。賃貸の中には、敷金と礼金が不要のところもあります。ただ、敷金が無料の賃貸は、退去時に原状復帰費用を請求される可能性が高いです。敷金がある賃貸よりも、最終的な出費が高くなることも珍しくありません。礼金に関しては、なしの物件を選んでも、問題になる可能性は低いです。ただ、礼金なしの賃貸に限定して探す場合、選択肢が少なくなりやすいです。
旭川の賃貸物件を探す際には、インターネットで検索をしたり、現地の不動産会社に問い合わせを行うと良いです。